機能性尿失禁

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機能性尿失禁とは?
認知症・身体機能の低下により起こる尿もれ(尿失禁)

機能性尿失禁とは、排尿機能に問題はないものの、認知症や歩行障害などの身体機能の低下が原因で起こる尿もれ(尿失禁)です。
認知症のためトイレで排尿できない、足腰が弱いためトイレが間に合わないといった状態のことで、機能性尿失禁の治療では生活環境や介護環境の見直しが必要になります。

訪問診療にも対応しています

城東区・鶴見区の区境にあり、地域の泌尿器科としての役割を担うかねみつクリニックでは、訪問診療にも対応しています。
認知症や身体機能の低下などにより、通院が困難な方の自宅に訪問し診察を行うことが可能です。
当院の院長は総合病院で勤務していた時、8年以上にわたって訪問診療に携わっており、その経験を活かして排尿トラブルなど様々な泌尿器科の症状・疾患を診させていただきます。
訪問診療をご希望の方は、まずは一度当院へお問い合わせください。

機能性尿失禁の症状は?
正しくトイレできない・トイレが間に合わないなど

機能性尿失禁では、排尿のための機能は正常に保たれているものの、認知症などの脳機能の低下があるため「正しくトイレができない」「トイレに行くことを忘れてしまう」「トイレに行きたくても、それをまわりの人に伝えられない」などの症状が起こります。
また歩行障害などの身体機能の低下により、「トイレが間に合わない」ということが起こります。

機能性尿失禁の原因は?

機能性尿失禁は次のような原因で起こります。
・認知症
・加齢などによる身体機能の低下
・怪我や病気などによる運動機能の障害など

機能性尿失禁の治療は?

機能性尿失禁は他の尿もれとは異なり、薬物療法などで治療するのではなく、生活環境や介護環境の見直し、おむつや下着の工夫などで尿もれを回避するようにします。

生活環境・介護環境の見直し

認知症などの精神機能障害により認知能力・判断能力が低下している場合、ご本人の排尿リズムや「トイレに行きたい」というサインをよく把握して、尿もれが起こる前にトイレへ誘導するようにしましょう。
身体機能が低下している場合には、手すりを付けたり、段差をなくしたりするなど、生活環境を整備することで尿もれ(尿失禁)を防ぎやすくなります。
また介護される方の体制を見直さなければいけないケースもあります。

おむつ・下着の工夫

おむつ・下着を工夫することで、尿もれが起こっても快適に生活することができます。

尿道カテーテルの挿入

尿もれを防ぐために、尿道カテーテルの挿入を検討する場合もあります。